演題募集

  1. 理事長講演

    奥山宏臣教授(大阪大学大学院 小児成育外科学)

  2. 会長講演

    越永従道「小児外科の創業と守成」

  3. 海外招待講演

    Pierre-Yves Mure教授(Lyon, France)

  4. 文化講演

    篠崎晃一教授(東京女子大学現代教養学部)「地域差の発見」

  5. 特別講演

    三ッ林裕巳先生(衆議院議員、元内閣府副大臣(健康・医療戦略、少子化対策、子ども・子育て支援担当)
    「小児をとりまく医療政策」

    三木敏生教授(日本大学医学部生理学分野)
    「ヒト胎盤由来幹細胞を用いた先天性代謝異常症の細胞治療をめざして」

  6. 特別企画

    • (1) 新専門医制度は今後どうなるか:専門医制度委員会基調報告とともに【指定・一部公募】

      本セッションでは本学会専門医制度委員会報告を基調発表とし以下の内容について議論していただきたいと思います。日本専門医機構によるサブスペシャリティ領域研修はすでに開始されていますが、地域研修の必要性や資格更新時の筆記試験の有無等については定まっていないのが現状です。一方で、小児外科専門医制度自体のグランドデザインを日本専門医機構に本学会が率先して示す必要があると考えられます。そのなかでもわが国の小児外科医の適正数の算出が求められています。小児外科専門医制度の根幹である「小児外科専門医は誰のためにあるのか」を再考しつつ本質的な議論をしていただきたいと思います。

    • (2) 小児外科の基礎および臨床研究を発展させるには? 【公募・一部指定】

      基礎研究と臨床研究とは車の両輪として、translational medicineの進歩には欠かせません。近年外科医の研究が減少していることは世界的な懸念事項となっています。小児外科の症例数はかぎられており、効率良くわが国から世界に向けて研究成果を発信するにはどうすれば良いか、オールジャパンで考えていく必要があります。本セッションでは、各施設の現状と試みに加え、学会に向けてどのような支援が必要かを提言していただきたいと思います。

    • (3) 小児外科医の働き方改革と今後の小児外科医療:小児外科医の働き方はどうあるべきか?(学会企画)【指定・一部公募】

      2024年4月から本格運用される医師の働き方改革では、すでに各施設によって準備が開始されています。その中で勤務時間、時間外労働時間の上限規制、確実な有給休暇の取得等が厳格に規定され、どの施設も小児外科医数に限りがあるため診療への影響も大きいと考えられます。本セッションでは、これからの「小児外科医の働き方」における課題を明らかにし、新しい小児外科医の働き方の提案について議論していただきたいと思います。

  7. シンポジウム

    ある程度完成され、すでに認められている業績を持つ演者が、その業績をさらに発展させたものを示すもので、したがって、これまでの業績を集約した完成度の高い演題をとりあげるセクションです。それぞれの演者については、個別に質疑・討論を行い、総合討論は行いません。

    • (1) 日本小児麻酔学会ジョイント・セッション:小児麻酔専門医から学ぶ、小児麻酔・鎮痛鎮静・集中治療管理の最先端【指定】

      本セッションでは鎮痛・鎮静に関連した4つのテーマを取り上げます。近年の手術低侵襲化の一方で、術後痛対策は今まで以上に重要と考えられ、マルチモダール鎮痛(いくつかの鎮痛薬や鎮痛法を組み合わせて用いる方法)が推奨されています。 そこで、まず術後痛対策の重要性と現在広く取り入れられている術後鎮痛法について解説いただきます。次に、小児の検査時鎮静を取り上げます。検査時鎮静は危険なものであるという認識と、検査時鎮静のシステム構築や環境構築が重要です。3つ目は人工呼吸中の鎮痛、鎮静、筋弛緩薬の使用についてです。これらの使用の功罪を理解することは、患児予後に繋がる可能性があります。最後に、 気道確保について取り上げます。鎮痛・鎮静と気道確保はセットである。特に挿管困難気道症例の鎮痛・鎮静時は、 気道確保まで考えた事前準備が必要です。本セッションを通して鎮痛、鎮静への理解を深めることにより、小児外科医と小児麻酔科医との相互理解の向上に繋がることを期待します。

  8. パネル・ディスカッション

    数人の演者が一つの問題について全員で集中的に討議を戦わせるセクションです。司会者が主導となり総合討論を行い、演者は自己の経験や業績にもとづいて異なる意見を述べます。

    (1) 低出生体重児における治療開発と管理【公募】

    低出生体重児の救命率の増加とともに、NICU入院中または退院後にさまざまな外科治療を受ける児の数も増加しています。本セッションでは、低出生体重児やその既往患児に対する、外科治療の開発や周術期の管理について自己の経験やエビデンスをもとに議論していただきたいと思います。

    (2) 小児がん外科治療の新しい試み【公募・一部指定】

    小児がんは、がん対策基本計画に盛り込まれてから臨床研究も大きく発展してきています。また標準治療の開発も新規薬剤開発とともに変わりつつあります。その中で現在の外科診療の考え方や今後の外科治療の展望について議論していただきたいと思います。

    (3) 学会・研究会のあり方:問題点と展望(学会企画)【指定・一部公募】

    小児外科の各領域の診療・研究の発展とともに各種専門領域を扱う研究会が多く存在します。現場の小児外科医の数はかぎられており、すべての領域の学会や研究会をカバーすることは難しいのが現状です。この現状に鑑み、小児外科全体として学会と研究会が共催や合併を通して同じ方向に向かうことはできるのかを各研究会と議論していただきたいと思います。

  9. ワークショップ

    完成した研究成果より、むしろ未完成の進行中の研究をとりあげるセクションです。聴衆との討論の中で助言や今後の方向性が指摘されます。斬新な考えや新しい方向などを示すような発表を期待します。

    • (1) 先天性胆道拡張症手術と術後早期・遠隔期合併症と対策【公募】

      先天性胆道拡張症の手術には、従来の開腹手術に加え内視鏡手術も施行されています。術後合併症を防ぐためにはどのような手術上の工夫が必要なのか、また術後合併症に対してどのように対処するのがよいのかを各施設の経験を交え議論していただきたいと思います。

    • (2) 小児外科教育:優秀な小児外科医を効率的に育成するには【公募・一部指定】

      日本専門医機構によるサブスペシャリティ領域専門研修カリキュラムとは別に、実際の小児外科教育の方法は各施設独自で行われています。小児外科医を志す者をどのようにリクルートするのか、優秀な小児外科医を育成するのにはどのような内容と方法がよいのか、施設どうしの連携はできないのか、研究教育の位置付けはどうあるべきか等を、現場の声を反映させて議論していただきたいと思います。

    • (3) 小児外科地位向上のための取り組み:大学、小児病院、市中病院(学会企画)【公募・一部指定】

      わが国における小児外科の発展は、本学会の先達の努力により成し遂げられてきました。しかし、教育、診療面では全国的な地域格差が大きく、小児外科の地位向上のためにはわが国全体での取り組みが必要です。そのような観点から、大学、小児病院、市中病院が共に知恵を出し合う必要があります。本セッションでは、それぞれの取り組みを種々のレベルで紹介し、学会に対して一定の提案ができるよう議論していただきたいと思います。

    • (4) ビデオワークショップ【公募】

      新規の経験や手術術式をご応募ください。

    • (5) 日本小児泌尿器科学会ジョイント・セッション:周産期に診断される小児泌尿器科疾患:手術治療のup-to-date【指定】

      先天性泌尿器科疾患は多彩で、胎児期から周産期にかけて腎機能障害、排尿機能障害、生殖機能障害が進行し病態が悪化する症例も多く、それに対し出生後早期の外科治療の介入が必要となることも少なくありません。 ここでは日本小児泌尿器科学会とのジョイントセッションとして、出生前から周産期に診断される小児泌尿器科疾患に対し手術適応、外科介入の時期、手術方法など、手術治療のup-to-dateについて討論します。

  10. リバイバルセッション〔既発表セッション〕

    2018年1月以降に採用(アクセプトまたは掲載)された英文または邦文原著論文を受付いたします。発表者は論文の筆頭著者でなくても構いませんが責任著者(Corresponding author)の同意を得ているものとします。掲載論文の掲載情報は抄録に記載してください。一人一演題の応募が原則です。

  11. 若手(専攻医・研修医)のセッション【公募】

    初期研修医、外科または小児外科専門研修専攻医の演題を募集いたします。若手として学会に要望することや今後の希望など忌憚ない意見を発信してください。

  12. 要望演題(公募)

    • 小児外科の基礎研究
    • 小児外科代謝と輸液
    • 小児外科の呼吸管理
    • 小児外科手術術式の開発や工夫
    • 小児外科における新規診断技術の開発
    • 小児外科の臨床試験
    • 新型コロナウイルス感染症感染における小児外科医療のSDGs
    • これからの学会のあり方
    • Vascular Access Device進歩と安全管理
    • 新生児外科の新知見
    • 小児救急医療
    • 小児のIVR
    • 症例報告
  13. ビデオセッション【公募】

  14. 一般口演【公募】

  15. International Session【英語・公募】

  16. ポスターセッション【公募】

  17. その他

    小児外科に関する演題を広く募集いたします。

    JSPS Prizeのお知らせ

    Pediatric Surgery International (PSI) JSPS Issue に投稿された論文のうちPrize session に応募された論文の中から、基礎と臨床部門でそれぞれ一編ずつ選出予定です。年齢制限はありません。PSI publication committee で選出した論文を理事会で承認し、学術集会で表彰します。

    学会主催セミナー・講習会等

    • 卒後教育セミナー (web開催予定)
    • 内視鏡手術セミナー(web開催予定)
    • ワークライフバランス検討委員会企画セミナー(日本専門医機構単位取得予定)
    • 令和4年度 日本小児外科学会研究倫理講習会(日本専門医機構共通講習単位取得予定)
      を予定しています。

※下記要項をよくお読みいただいたのち、上記よりご登録ください。
※指定演題の方は、上記ページからは抄録をご登録せず、別途運営事務局からご案内した専用ページから抄録をご登録ください。

演題募集規定:日本小児外科学会では第59回本学術集会から応募演題に対する倫理手続きを本格実施することになりました。

  1. 演題応募資格:共同演者も含め原則として本学会会員であること。会員の推薦がある場合に限り、会員資格のない学部学生の応募を受け付けます。未入会の方は、日本小児外科学会のホームページから入会手続きをお願いします。
  2. 演題募集:2021年10月1日(金) ~ 12月1日(水) 12月14日(火)12月21日(火)正午まで延長いたしました。
    演題募集は締め切りました。多くのご応募ありがとうございました。
  3. 演題申込方法:演題申込は原則としてインターネットによるオンライン登録のみとします。詳細は第59 回日本小児外科学会学術集会のホームページをご覧ください。
  4. Pediatric Surgery International(PSI)JSPS Issue 掲載:第59 回日本小児外科学会学術集会において採択されたすべての演題は2022年度PSI JSPS Issue 掲載用論文の応募対象になります。詳細につきましては、機関誌掲載の「Pediatric Surgery International JSPS Issue 投稿に関して」をご覧いただくか、第59回日本小児外科学会学術集会のホームページのPSI 投稿規定をご覧ください。
  5. 手術手技に関する発表で、日本小児外科学会ビデオライブラリーへの掲載を希望される先生方は、ビデオライブラリー掲載希望の項目を選択してください。発表時に審査され、優秀演題に選定された場合には、日本小児外科学会から後日連絡させていただきます。応募ビデオは小児外科全領域から受け付けます。演題登録時のビデオ(映像)は5分以内で作成し、運営事務局までご提出ください。
  6. 二重発表について:国際学会を含む他学会にて近く発表予定、あるいは既に発表されたものと実質的に同じ内容の発表を指す。特別演題(講演、シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、リバイバルセッションなど)は除く。一般演題の二重発表は好ましくありません。既発表であることを予め申請のうえ、演題の採否は会長に一任することになります。演題の採否には、既発表のものか、発表内容の独創性に対する評価が含まれる。※虚偽の申告が判明した場合は、それ以降の発表ができなくなる可能性もあります。
  7. 倫理手続きについて:日本小児外科学会では、第59回学術集会から研究発表に対する倫理手続きを本格運用することに決定いたしました。演題応募には倫理手続きが必須となります。倫理承認を必要とする研究発表では、応募演題の倫理承認取得の有無や内容も査読対象となりますのでご留意ください。
  8. タイトル・本文ともに施設名は伏せてください。
  9. 発表時にCOI(利益相反 conflict of interest)の開示を行ってください。
  10. 応募演題の採否について:採否、発表形式、発表分類の決定に関しては、会長にご一任ください。採否通知は、演題登録時にご入力いただいたメールアドレスにお送りいたします。
  11. 応募に関してインターネットを利用できない方、その他、演題登録に関するお問い合わせは、運営事務局までご連絡ください。

第59回「学術集会の演題応募における倫理的配慮と手続きについて」

注意事項:本学術集会から、研究発表の倫理手続きが必須となりますのでご留意ください。

研究発表における倫理的配慮

抄録作成にあたっては「ヘルシンキ宣言」、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」。「症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針」などを遵守し、演者の責任において倫理的問題が解決された抄録をご応募ください。

演題応募時の倫理的手続き

日本小児外科学会では、先に日本外科学会より呈示された「日本外科学会学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針」に準じて、応募演題を6つのカテゴリー(A,B1,B2,C,D,E)に分けております。それぞれの研究カテゴリーをご確認のうえ、演題応募にあたって必要な倫理的手続きを講ずるようにお願いいたします。詳しくは日本外科学会ホームページ「日本外科学会学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針 【令和元年7月9日改訂版】令和2年5月26日更新について (jssoc.or.jp)」をご覧ください。
倫理審査員会や治験審査委員会(IRB)、あるいはそれに準じた諮問委員会の審査に基づく施設長の許可が必要な研究の発表については、演題応募時に倫理手続きが必要になります。2022年開催予定の第59回日本小児外科学会学術集会では、研究発表に際し倫理手続きを本格実施することとなりました。カテゴリ-B1(既存資料・情報を用いた観察研究)またはB2(新たに取得する試料・情報を用いた観察研究)に分類される観察研究も研究発表に際し、各施設の倫理承認が必要です。会員の皆様におかれましては、倫理承認を必要とする研究発表では、早めに倫理審査承認を得ておくよう予めご準備ください。応募演題は倫理承認取得の有無や内容も査読対象となります。倫理承認を必要としない「人を対象とする」研究演題は、カテゴリーAを選択してください。